とうし

FX用語・スワップポイント

FXは、二つの通貨の交換をする取引ですから、各国の政策金利が影響をしてきます。
二つの通貨のうち、買った通貨の金利が受け取れ、売った通貨の金利を払うことになります。
これは、通貨の買いは預金などに相当し金利がつきますが、
通貨の売りは借金に相当しますので金利を支払うことと同じような理屈からきます。

例えば、高金利の通貨を買って低金利の通貨を売るという取引では、
差し引き金利分が受け取れますが、逆の場合は金利分を支払うことになります。
この金利分に相当する金銭を日割で計算したものが「スワップポイント」と呼ばれているものです。

このスワップポイントは、業者によって異なりますので、
金利稼ぎ目当ての場合には値の良い業者を選ぶことになりますが、
低金利通貨の買いの時には値の低い方が多少有利になります。
ただし、現在のような低金利時代ではスワップポイントは、
取引時の買わせスプレッドと同等かそれ以下ですから、
為替差益を狙った取引においては余り気にする必要はありません。

現在、各国の金利は限りなくゼロに近くなっていますが、
南半球にある国を中心に年利3パーセント前後のところがあります。
その代表的な通貨がオーストラリアドルです。

この国は慢性的な貿易赤字が続いていた関係で、政策金利が、他の先進国よりも高くなっています。
低金利の現在でも同様で、年利3パーセント前後となっていますので、
スワップポイントは概算で10000通貨あたり(1日につき)70円程度になります。

レバレッジをかけますと証拠金に対する実質年利が異なってきますが、
為替レートを1オーストラリアドルが100円としますと、スワップポイント70円での年率は、
レバレッジ倍率がそれぞれ1倍、5倍、10倍、15倍、20倍の時に2.56パーセント、12.78パーセント、
25.55パーセント、38.32パーセント、51.10パーセントとなります。

しかし、100万円の証拠金で1万通貨の取引をしますと、証拠金がゼロになる為替レートの変化値は、
それぞれ100円、20円、10円、6.67円、5円となりますから、
仮に100万円に対して年利50パーセントを目標にしますと、
単純に計算して買値から5円の値下がりで元手がなくなるということになります。
スワップポイントで利益を得るということは結構難しいといわざるを得ないかもしれません。