とうし

FX用語・ロスカット

証拠金取引では、取引金額に比べて少ない額の証拠金を担保にして取引を行いますので、
建てたポジションが不利になるように相場が動きますと損失がでます。
預けている資産(証拠金)は毎日清算され、
預け入れ資産額は預け入れ証拠金から損失を差し引かれて計算されます。

この清算で、現在の資産額が取引を継続するべき証拠金に足りない時には、
ポジションを解消するか新たな追加証拠金を差し入れるかしなければなりません。

そこで、あらかじめ損失をある程度確定するために「逆指値注文」を出しておくことがあります。
この場合の逆指値注文のことを「ロスカット」注文あるいは単に「ロスカット」と呼んでいます。

例えば、買いポジションを持っている時には
買値より下に指値をおいて売りの逆指値注文を出しておきます。
相場が思惑とは異なり下がった場合に、
その指値に達した瞬間に注文が有効になり、成り行きで売り注文が執行されます。
こうすることで損失を確定していくわけです。売りポジションの場合は、
逆に、売値よりも上に指値をおいて逆指値注文を出しておきます。

業者によっては、強制ロスカットと呼ばれるものもあります。
本来、売買注文は口座名義人が出すものですが、
預け入れ証拠金が取引金額に比べて少なかったりしますと
相場の動きによっては証拠金を割り込んで損失が膨らむ場合があります。

これは口座名義人に取っての負債になるわけですが、
業者にとってみますと客の負債の回収は絶対とはいえません。
そのような時には、預け入れ証拠金内で損失を収めるために業者が強制的に反対売買をして
客のポジションを解消してしまいます。
これが強制ロスカットと呼ばれているものです。

ロスカットは、取引時間内で一度でも指定した指値に達すると執行されますので、
特に価格変動の激しい時には思わぬ損失を被ることもあります。

FXでは、ロスカットが義務のところが多いようですが、
証拠金に余裕がある場合にはロスカットの注文を出さないか、
かなり離れた値段で出しておく方が良い結果になることもあります。
このようにロスカットはなかなか悩ましい注文でもあります。