とうし

FX用語・ファンダメンタルズ

ファンダメンタルズは、直訳しますと基本事項というようになりますが、
ここでは、経済の基本的な指標のことをいいます。
マクロ的には、各国のGDP(国内総生産)とその伸び率である経済成長率、
インフレ率、失業率、財政収支や国際収支の黒字(率)、赤字(率)などがあります。

また、ミクロ的には、株式などで良く使われる個別企業の貸借対照表や損益計算書などがあります。
FXに関しては、マクロ指標が為替レートに大きな影響を与えると考えられていますので、
このためにFX各業者はニュース速報として、これらの指標を提供しています。

経済成長率は、GDP(国内総生産)の伸び率ですが、
GDPには、インフレ率を加味しない名目GDPとインフレ率で値を修正した実質GDPがあります。
このため、経済成長率にも名目成長率と実質成長率があります。

財政収支は各国とも赤字のところが多いようですが、
この赤字は為替レートが下がる方向に作用すると考えられます。
特に国外の債務が大きい場合には顕著になります。
国際収支は、経常収支と資本収支をあわせたものです。

経常収支は、貿易収支や国内外企業の所得を通算した所得収支など全部で四つにわかれています。
資本収支は、投資及びその分配金などの出入りになります。

ただ、ファンダメンタルズだけで為替レートが動いているわけでないことは、
2008年にピークをつけたユーロ高とその後の暴落や今回のギリシャ危機によるユーロ安からうかがえます。
2008年のユーロのピークとその暴落は、
サブプライムローン問題からリーマンブラザースが破綻したことをきっかけにしていましたし、
今回のユーロ危機ではギリシャの債務問題が問題になっていました。

しかし、サブプライム問題は、それが問題として一般に浮き上がってきたのは、後になってからですし、
ギリシャ問題では、経済規模から見てユーロに影響を与えるとは思えない国が関係していましたが、
政治的な理由から大きくクローズアップされました。
これらは、経済指標をただ眺めていただけでは、うかがい知れない例となっています。